「真中瞳来てるらしーじゃん!」

「いや違うから」と、スッとぼけ全開のルッちゃん*1をツッコミながら、
僕は周りを見渡した。
正門前には大勢の名芸生と、スーツに身を固めたお偉いサン方が集まっている。今日は名芸が50周年記念で500万出して買ったポセイドン像の除幕式なのだ。
がしかし、こんなバカ高い鉄の塊の除幕如きに名芸生がこんなに集まる訳が無い。
では何があるのか?
ソレはその30分前、id:kaipanからの着信音から始まった。
カワサキちゃーん!ちょっとヤバいよ、眞鍋かをり来るってよ!
「分かった。」自分がいつ瞬歩をマスターしていたのか知らないが、気付くと正門前にいた私。
「てか何で!? 何で昨日『爆笑問題のススメ』で観たばっかの眞鍋先生が来るの!?」
「なんか、ポセイドンの除幕式に来るんだって、ゲストで。」
「うっそマジ!? 凄いじゃんポセ!」

デマでした。

滞りなく進み、幕も引かれ、大団円の内に終わった除幕式。なぁ〜んだ、終わりかよ〜、と口々に文句を垂れながら去る名芸生一同、そして「えっ!? コレ見にきたんじゃねーの?」という顔のお偉方。
私もご多分に漏れずガックシ肩を落とし、記念にと、コレから見飽きて行くと分かっていながらもポセの恥部などの写真を撮る。「まぁ、コレはコレで良かったんちゃうか?」と笑い飛ばすid:nunotatuと帰路につこうとした瞬間!

ロケバスや!!

騒然とする正門前、車内で動く女性の陰、そして車窓のカーテンからヒョコっと…、

眞鍋さんです。

手をふっています。

昇天。

気付くと私は青空を見上げていました。
仰向けに倒れたからです。
しかしその後ロケバスは、異常な名芸生の興奮っぷりに駐車場に待避、我々は管理棟の横までバックして眞鍋先生の御姿を拝観する事になりました。
事務の人「カメラの撮影は禁止で〜す」
私「オラ撮影禁止やかんな!!」
状態。
そして…、

出ました。

足長い。

顔小さい。

目大きい。

昇宙。

あぁ…!今、眞鍋御大が…名芸歩いとる!! はめ込み合成みたい!! あああお父さんお母さん僕を名芸に進学させてくれてアリガt「OKでーす」

え?
手をふりながら走り去って行く眞鍋さん。
ぴょんぴょん跳ねる眞鍋さん。
終わり?

早っ!

でもいいんです、駐車場まで追い掛けて行った我々に嫌な顔一つせずに手をふってくれた眞鍋さん、
貴女のその笑顔と!愛嬌と!素敵さを!名芸は忘れません!!
名古屋芸術大学は、眞鍋かをりを応援します。
http://manabekawori.cocolog-nifty.com/

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*1:のくせに後でギャラリーbeでインタビュー受けたんだって。このド畜生。