千種駅朝五時半

気付くと俺は駅のホームにいた。
120円玉で買える温もり…熱い缶コーフィーを握りしめ、
地下鉄を待ってたんだ。
こんなちっぽけな温もりすら、今の俺に安らぎをくれるのさ。
へへっ、チンケな男だぜ…、
一口ふくみ、ベンチの背もたれに体をあずける。
ふとその缶に目をやる。

サザンブレンドか、中々ウマいじゃねーか。
あったけぇぜ…、
あったけぇ…、

『アイスでおいしい』
むっはー!!
あったか〜い!このコーフィーあったか〜いよ!
おーい馬鹿!

以上。

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