one
僕は入学当初、アンチ名芸でした。
元々、多摩美に落ち、浪人するつもりで、
家で『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』ばっかやってる時に美術部の先生から電話があり、
「タマには遊びに来なよ〜」ということで学校に行ったら、
何故か職員室に連れて行かれて『まだ間に合う！大学受験』という分厚い冊子を見せられ、
「どこでもいいから受けなさい」と言われ、
『まぁどうせ先生の経歴作成の為だろうしなぁ…』
と、エヴァ大好きキレる世代的思考をしながら、
「じゃあ〜…都会だし、校舎綺麗そうだし、聞いた事無ぇけどココで」
とテキトーに選んだのが名古屋芸術大学だった。
いざ受かってみるとその誘惑は凄まじく、
『さぁさぁ、今までの、階段昇ろうとしたら上の女子が駆け上がったり、
紙袋を机の横に提げてると、そっちサイドを女子が横切らず、後で友人から、
「カワサキの紙袋に盗撮ビデオ仕込んであるって噂になっとーばい」とか、
ジュンコちゃんのアイコラ画を50円でウエノに売ってたのがバレた事実とか、
大町駅のヤンキーにビビる朝とか、
そんなのから全部逃れて、さぁ、新世界に行こうぜぇ…』
という悪魔と、
『おいっ！多摩美行くんだろ！
お前、ちゃんとやれば芸大行けるって、夏期講習の先生に言われたの忘れたのか？
デザインで日本動かすって、嘯いてたの、アレ冗談だったんだ？
お前の取り柄なんて「絵」だけじゃん！
もっとちゃんと色彩構成勉強して、
デッサン描きまくって、
行こうぜ、多摩美!!』
という、コッチもある意味悪魔の主張。
悩みまくった。
シャーペン握り潰す勢いで、白紙を絵で埋めた。
けど答えは出んかった、
そして名芸に来た。
『その中で何をするのかが大事』と自分に言い聞かせて、来た。
「はっ？ゲイダイ？名芸が、ゲイダイ？
阿呆!!ゲイダイって言っていいんは東京芸大だけじゃ!!」
と、心の中でメンチ切りまくって毎日過ごしてた。
高校で美術部じゃなかった奴が信じれんかった。
でもバスケはしたかった。だから体育館の部室の前で30分も待った。
未だにエドさんの悲鳴で俺が「ビクゥ!!」ってなったの憶えてます。
それまでバイト先のユーストアと家の往復のみだったのが、
「火・木・金は絶対あけとく」毎日に変わった。
最初はあんまりいなかった1年も、
段々ミズジュンやゴッちんやキンちゃんとか増えていった。
そして友達になった。
短大の人とも仲良くなれた。
エコさんちに通いまくってたなぁ…。
その時はもうバスケしかなかった。全てだった。
カネとかと話しながら食堂前に行くと、自然に離脱したり。
でも1年の芸祭で「生まれ」て、
ヨコさんとかリョウコとかと仲良くなって、
カホんちにタマるようになって、
で実行委員の話とか聞いて、
「楽しそうだなぁ仲間に入りたいなぁ程度ならやめとけ」
「てかカワサキはやめとけ」
とか言われながらも、
「楽しそうって思っちゃうよ!!仲間に入れてよ頑張るから!!」
という事で入会、喋った事も無かった人達とも仲良くなれた。
初めて食堂前でゴハン食べた時は緊張しまくった…。
まだチキンカツ定食にソースしかかけてなかった。
そんで確かタコさんがコールスローかけて食べてたの見て、その後その食べ方しかしてません。
そんで3年になって、俺らがやる芸祭になって、
頭の先から爪先まで芸祭になった。
実行委員室に最高2週間泊まった。
遣る瀬ない事もあったけど、一番、芸祭が好きになった。
実行委員が好きになった。
バスケに行かなくなりだした。
実行委員中、「バスケ来てね」ってメールに、
「なるべく行けるようにするわ」
って、何様!?なメールとか打ってた。
『友達』をカテゴライズしてる事に気付いて恥ずかしかった。
最近バスケ部が楽しい。
今日も白熱した試合だった。
昔のバスケ部とは違うけど、それは変わったからだと、
当たり前の事を今、思った。
昔のバスケ部は最高だった。今のバスケ部も最高。
それはその時にそばにいる友達がそばにいるから。
そばにいるからバスケが出来る。
そばにいるから酒が飲める。
語れる。
祭を作れる。
そして、そばにいたから、友達なんだ。
『その中で何をするのかが大事』
僕は名芸で友達が出来ました。
So what you want ひとつだけ
So what you need 選んだStyle
So what you want ひとつだけ
So what you need yeah yeah
いつも通りの early morning
夢から覚めれば嘘のように
クラクション雑音だらけの騒々しい
ドラマみたくないのに
こんな夜はそうさ何処か遠く離れればいい
目を閉じればほら見えるだろう
そう好きにすればいい
建ち並ぶビルはチグハグ
時はチクタク たまにReal love
寂しくなくてすむ 君が僕を包む oh yes
だってそうだろう？それは何処にもないもの
この世界に一つだけ 君は世界に一人だけ
それぞれひとつのlife
それぞれが選んだstyle
それぞれひとつのlife
ひとつの愛をyeah yeah
それぞれひとつのlife
それぞれが選んだstyle
それぞれひとつのlife
ひとつの愛をyeah yeah
陸に上がるマーメイドは孤独に暮らす
海の深くから別れ告げSTART
後ろ指にささやかな尾ひれのプレゼント
勢いは気持ちの中でクレッシェンド
お休み、もういいからおねむり
朝まで悩んでた意味は君が思うより早く
ムダになる 時代に抱かれて眠くなる
闘争心と放心が両Ａ面
細かく刻んでゆく経験
たった一つの為に
想いとは逆に向かうはめに
自分の為に走れるのなら
そのためだけに守れたなら
君の世界は一つだけ 君は世界に一人だけ
一人よりも二人よりももっともっと
多い方がいいよ
笑いながら泣きながら
いずれ一つになれるのだから
一人よりも二人よりも
もっともっと多い方がいいよ
笑いながら泣きながら
ひとつの愛をyeah
とある日の晴れた午後 あのひもとく
せめてるの？過ぎ去る雲がずっと
呼び覚まして また動いてく
人の群れはさけ一人惑星へ
むし返した赤い意思と
過ぎ去ってく日々の意味を
いく通りあるこれの正解も
心なしと今は名解答
変わった奴と日照りのRAP SONG
しがらみなどふりほどいて待とう
ガラスの向こう気づけばそう 忘れ去ろう
窓開け放とう
明日からもきれいなペーパー
くしゃくしゃにしてまたペイバック
この世界に一つだけ
君は世界に一人だけ
それぞれひとつのlife
それぞれが選んだstyle
それぞれひとつのlife
ひとつの愛をyeah yeah
それぞれひとつのlife
それぞれが選んだstyle
それぞれひとつのlife
ひとつの愛をyeah yeah lyrics by RIP SLYME
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
部屋が片付いて1年の時っぽいのと、
明日フクちゃんが旅立つのでこんなセンチメンタナイト。
